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〜神経・脳・鍼灸の視点から読み解く“現代型こり”の正体〜

肩こりは、デスクワークやスマホ、ストレス社会に生きる私たちにとって、もはや「国民病」と言っても過言ではありません。

しかし近年、この慢性的な肩の重だるさや痛みは、単なる筋肉の緊張だけでなく、“脳の疲労”が大きく関係しているという研究が増えています。

「肩がこる」という症状の背後には、脳の働きの偏りや機能低下、さらには自律神経や血流の調整機能の乱れが潜んでいる可能性があるのです。

この記事では、神経学的な肩こりのメカニズムから、鍼灸がどのように作用するかまで、専門的な視点を保ちつつ、一般の方にもわかりやすく解説していきます。

 

~身体と脳をつなぐ、見えない作用の科学~


鍼灸は、中国古代から数千年にわたり継承されてきた伝統医療であり、日本では江戸時代から発展してきました。

かつては「気の流れ」や「経絡」など、経験則に基づいた説明が中心でしたが、近年では、現代医学の視点から鍼灸の作用メカニズムが次々と明らかになりつつあります

本記事では、一般の方にも理解しやすく、かつ科学的な裏付けのある鍼灸のメカニズムを紹介します。

 

機能神経学とは


機能神経学とは、脳・脊髄・末梢神経といった神経系の働き(=機能)に焦点を当て、構造的な損傷がないにもかかわらず生じる症状に対して、神経機能のアンバランスや適応の乱れを評価・修正していくアプローチです。

例えば「MRIでは異常なし」と言われたのに、ふらつき・頭痛・慢性的な疲労・注意力の低下といった症状が続くといったケースで、機能神経学は非常に有効な評価手段とされています。

 

〜ATP・神経・鍼灸から読み解く腰のトラブル〜


「ちょっと前かがみになっただけで激痛が走った」

「くしゃみをした瞬間、腰が抜けるようになった」

こうした突然の腰痛、いわゆる“ぎっくり腰”は誰にでも起こり得ます。


実は、ぎっくり腰にはなりやすい人に共通する“3つの特徴”があります。

そしてその背景には、「神経機能」「エネルギー代謝(ATP)」「自律神経の制御異常」といった、現代医学と東洋医学をつなぐ重要な視点があります。


本記事では、ぎっくり腰の隠れた神経学的メカニズムと、セルフケアや鍼灸による予防・対処法まで、専門性を保ちつつわかりやすく解説します。

 

 エネルギー不足と血流の話

「朝起きたとき、腰が固まって痛い」

「動き出すと少しずつ楽になる」

こうした症状に悩む方は少なくありません。

日中はそれほど気にならないのに、朝だけ腰が重い・痛いというのはなぜなのでしょうか?

 

本記事では、朝の腰痛が起こる神経学的なメカニズムに注目しながら、「酸素とATP(エネルギー分子)」の関係、そして機能神経学的アプローチやツボ刺激、鍼灸治療の有効性について、わかりやすく解説していきます。


 

耳鳴りとは何か?


耳鳴り(医学的には「耳鳴」)とは、周囲に音源が存在しないにもかかわらず、本人には「キーン」「ジー」「ボー」といった音が聞こえる感覚のことを指します。

人口の約10〜20%が一度は経験すると言われ、特に中高年層で増加傾向にあります。

耳鳴りには、耳の疾患や加齢性難聴が関係することが多い一方、意外にも「首のこり」が関与しているケースが少なくありません。

 

~鍼灸がこころとからだにできること~


現代は「ストレス社会」とも言われるほど、心身への負荷が高まっています。

職場のプレッシャー、人間関係、将来への不安、情報過多——これらが積み重なることで、自律神経の乱れや睡眠障害、うつ状態、不安感といったメンタル不調が生じやすくなります。

こうした現代特有の“こころの疲れ”に対し、薬に頼りすぎず自然な形でサポートする手段として「鍼灸」が注目されています。

本記事では、その背景となるメカニズムと、具体的な施術・セルフケアの方法をわかりやすく解説します。


 

~指先の違和感や痛みに悩むあなたへ~

演奏家、画家、書家など、手指を酷使する芸術家・ミュージシャンの方々にとって、指の「こり」や違和感は創作活動を大きく左右する問題です。

ただの疲労と侮って放置すると、腱鞘炎や神経障害に進行することもあります。

本記事では、「手指のこり」が起こるメカニズムと、その対処法を解説します。

 

はじめに

「胃が痛い」「みぞおちの奥が重い」といった不快感を感じたとき、多くの人は胃の病気を疑うでしょう。

確かに、胃炎や胃潰瘍、機能性ディスペプシア(機能性胃腸症)などが原因の場合もありますが、検査で異常が見つからないことも少なくありません。

こうした「内臓には異常がないのに胃のような痛みがある」ケースでは、筋肉の緊張や姿勢の問題が関係していることがあるのです。特に注目すべき筋肉が「大腰筋(だいようきん)」です。
 

はじめに

お灸(きゅう)治療は、古代から受け継がれてきた東洋医学の一つであり、日本でも長い歴史を持っています。

現代ではリラクゼーションの手段として注目されることもありますが、その根底には深い医療的な意味と科学的な効果が存在します。

本稿では、日本におけるお灸の歴史を振り返りながら、現代科学が明らかにした消炎・鎮痛効果の根拠について、専門的な内容をできるだけわかりやすく解説します。
 

視覚・呼吸・神経・循環・脳機能から読み解く

現代社会では、パソコンやスマートフォンを使った長時間のデスクワークが日常となっています。

しかし、それに伴って増加しているのが「腰痛」です。

腰痛は、単なる筋肉の疲労だけでなく、さまざまな身体の機能が複雑に絡み合って引き起こされているのです。

本稿では、視覚の過負荷、呼吸機能の低下、自律神経の乱れ、足部の感覚刺激低下、脳の機能変化、血流の障害など、腰痛を引き起こす根本的なメカニズムについて、できるだけわかりやすく解説していきます。

はじめに


腰痛は現代社会において非常に一般的な症状であり、特に3ヶ月以上続く「慢性腰痛」は、日本人の約15〜20%が経験すると言われています。

病院の検査では原因が特定できない「非特異的腰痛」がその多くを占め、対症療法に頼りがちなのが現状です。

本稿では、慢性腰痛の神経生理学的なメカニズムを解説し、鍼灸治療と機能神経学(Functional Neurology)がなぜ有効なのかを、専門的知見に基づきながら、分かりやすくご紹介します。


 

自律神経と気候の関係


自律神経の役割と気候との関係

自律神経は、交感神経副交感神経から構成され、心拍、血圧、体温、呼吸、消化などの生命維持機能を無意識下で調整しています。

このバランスが崩れると、めまい、動悸、倦怠感、頭痛、肩こり、消化不良、不眠、情緒不安定など、身体的・精神的な多彩な不調が現れます。これが自律神経失調症です。


 

気温の変化と代謝への影響

急激な気温の変化は、環境順応のために自律神経に大きな負担をかけます。

特に寒暖差が激しい春先や梅雨時期、秋口は、体温調節のために自律神経が過剰に働き、バランスを崩しやすくなります。

冷えによって交感神経が優位になると、血管が収縮し、血行不良を招きます。これにより、筋肉や内臓への酸素供給が不足し、代謝が低下します。

結果として、肩こりや頭痛、倦怠感などの症状が現れやすくなります。


 

気圧の変化と内耳の関与

気圧の変化、特に低下は、自律神経のバランスに影響を与えます。

内耳には気圧の変化を感知するセンサーが存在し、気圧が急激に低下すると、内耳が膨張し、前庭神経を通じて脳へ信号が送られます。

これが頭痛、めまい、耳鳴りなどの症状を誘発します。

また、気圧の低下は体内の酸素分圧を低下させ、酸素供給の不足を招き、神経系の代謝の低下を引き起こします

そこから、抑制性の神経機構の低下を招き、自律神経系に影響を及ぼし、様々な自律神経症状が現れる原因になります。


 

湿度の影響と水分代謝

高湿度環境では、発汗がうまくいかず、体温調節が困難になります。

これも自律神経にとっては負担であり、体のだるさや食欲不振、睡眠障害を引き起こす原因になります。

また、湿度が高いと体内の水分代謝が滞り、むくみや関節痛、頭痛などの症状が現れやすくなります。

 

腰痛と自律神経


自律神経とは何か?

自律神経とは、私たちの意思とは無関係に、体の内側の働きを調整する神経系のことです。

心拍数、呼吸、血圧、消化、体温などを自動的にコントロールしており、生命を維持するために欠かせない存在です。

自律神経には「交感神経」「副交感神経」の2つがあり、これらがバランスよく働くことで、体と心の安定が保たれています。

ところが、ストレスや疲労、生活習慣の乱れなどによってこのバランスが崩れると、筋肉の緊張や血流障害、内臓の働きの低下などが起こり、それが腰痛を引き起こす一因になるのです。



自律神経の乱れが腰痛を悪化させる仕組み

たとえば、ストレスで交感神経が優位になると、筋肉が常に緊張した状態になり、特に腰回りの筋肉が硬くなります。これによって血行が悪くなり、酸素や栄養が筋肉に届きにくくなると、疲労物質が蓄積され、痛みが強まります

また、自律神経の乱れは内臓の働きにも影響を与え、腸の動きが悪くなることで下腹部の張りや不快感が出現し、それがさらに腰への負担を増すケースもあります。

さらに、慢性的な痛みそのものがストレスとなり、自律神経のバランスをさらに崩す「悪循環」に陥ってしまうこともあります。

 

めまい

めまいは、単に耳の問題だけではなく、「視覚・前庭感覚・深部感覚」という三つの感覚の連携が崩れることでも生じます。

実は首こりと自律神経は密接な関係がある


現代人の多くが「首のこり」や「肩の張り」を感じている中で、それが単なる筋肉疲労ではなく、めまいや動悸、息苦しさといった「自律神経症状」と密接に関係していることをご存知でしょうか。

実は、頸部(首)の筋肉は、体の平衡感覚や自律神経の働きとも深く関わっています。

本稿では、頸部筋の緊張がどのように自律神経系に影響を与えるのか、さらにその背後にある前庭機能(平衡感覚を司る機能)や前庭反射との関連を踏まえて、鍼灸や機能神経学的アプローチの有効性を解説します。


 

神経系と酸素:命のネットワーク


呼吸は生きるための基本であり、神経系にとっても最も重要なパートナーです。

何気ない呼吸にも、私たちの脳と身体を守る壮大なメカニズムが潜んでいます。
 

神経系は、体のあらゆる働きを統合し、調整する「司令塔」のような存在です。

運動、感覚、記憶、感情、自律機能など、私たちが無意識に行っていることの多くが神経系によって制御されています。

これらの機能を維持するために、神経細胞(ニューロン)は常に大量のエネルギーを必要とします。

そしてこのエネルギーの産生には、酸素が不可欠です。酸素は、ミトコンドリアでのATP(エネルギー通貨)の合成に使われます。

神経細胞は代謝が非常に活発なため、酸素の供給が数分でも絶たれると、不可逆的な損傷が生じます。


 

陰部神経痛(Pudendal Neuralgia)とは?


陰部神経痛(Pudendal Neuralgia)とは、骨盤の深部にある「陰部神経」が刺激・圧迫・炎症などにより障害されて起こる痛みの総称です。

この神経は仙骨(背骨の下のほう)から出て、肛門・会陰部・性器の周辺に感覚や一部の運動を供給しています。

そのため、陰部神経が異常をきたすと、日常生活に支障をきたすほどの痛みや違和感が生じます。


 

「舌痛症」と筋肉のトリガーポイント
見逃されがちな原因と鍼治療の可能性


舌痛症とは?

舌痛症(Burning Mouth Syndrome: BMS)は、明確な原因がないにもかかわらず舌や口腔内に焼けるような痛みや違和感が持続する慢性疾患です。

特に中高年の女性に多く、舌の先端や側縁、口蓋などにチクチク、ピリピリ、灼熱感を感じることが一般的です。

見た目には異常がなく、口腔外科や耳鼻科を受診しても「異常なし」と診断されることが多いため、患者さんは大きなストレスを抱えやすいのが特徴です。


 

原因が分からない歯の痛み

 

歯の痛みと聞くと、多くの人は虫歯や歯周病などの歯科的な問題を思い浮かべるでしょう。

しかし、歯に異常が見られないにもかかわらず痛みを感じるケースがあります。

こうした「非歯原性歯痛」の一因として注目されているのが、咬筋(こうきん)にできるトリガーポイントです。

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