〒573-1146 大阪府枚方市牧野阪1-17-10 プラリア牧野阪1F
牧野駅から徒歩2分 院前に無料駐車場2台あり
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公開日:2022.01.06
更新日:2025.04.19
記載内容は院長 島井浩次が執筆・監修しています。
なんとなく体がだるい、寝つきが悪い、めまいや動悸がする…。
病院で検査を受けても「異常なし」と言われるのに、体調がすぐれない。
そんなとき、医師から「自律神経失調症」と言われることがあります。
自律神経とは、私たちの体の中で呼吸や心拍、消化、血圧などを自動で調整してくれている神経です。
これは「交感神経(活動モード)」と「副交感神経(リラックスモード)」の2つで成り立っており、ふだんはバランスよく切り替わっています。
しかし、ストレスや不規則な生活、睡眠不足などが続くと、このバランスが崩れ、体にさまざまな不調が現れます。
こういった状態を総称して「自律神経失調症」といいます。
鍼灸では、体にある「ツボ」をやさしく刺激することで、神経や血流の流れを整えていきます。
とくに副交感神経を活性化する作用があるため、緊張状態が続いている体にリラックスを促し、自律神経のバランスを整えるのに効果的です。
例えば、お灸で温めることで体がぽかぽかと温まり、血の巡りが良くなります。
これにより、内臓の働きもサポートされ、眠りやすくなったり、気持ちが落ち着いたりします。
薬に頼らず、体の内側から自然に整えるのが鍼灸の特徴です。
機能神経学とは、脳や神経の働きに注目して、不調の原因となる「神経のアンバランス」を見つけ、調整する方法です。
例えば、自律神経は脳の特定の部位(視床下部や脳幹など)と深く関係しています。
機能神経学では、眼球の動きやバランス感覚、体の反応などを通して、どの神経に問題があるかを探し、軽い運動や感覚刺激を使って脳を正しい働きに戻していきます。
薬では届かない「神経の誤作動」にアプローチできるのが大きな特徴です。
鍼灸で体のリラックス状態を作り、機能神経学で脳と神経の働きを整える。
この2つを組み合わせることで、自律神経のバランスがより自然な形で回復しやすくなります。
「何をしてもよくならない」と感じている方でも、体と脳の両面からのアプローチによって、少しずつ本来の調子を取り戻すことができます。
出典:厚生労働省「自律神経の不調と対処法」、Carrick Institute for Graduate Studies
自律神経系の症状を改善するためには、脳・神経系の機能を整える必要があります。ほとんどの場合、数か月の通院が必要です。
まずは適切な優しい刺激を脳に送ることで神経が正常に働くようにアプローチしていきます。それがもっとも体に優しく、そして効率のいい施術になります。
強い刺激を与えれば、その場では変化も大きく出ます。しかし自律神経失調症を患っている方は、多くの方が神経が過敏になっています。その状態で強い刺激の施術をしてしまうと、リバウンドが起きてしまい症状が悪化してしまいます。
通院期間や間隔は、年齢や性別、生活習慣などによって大きく変わりますので、画一的なことは申し上げられませんが、自律神経失調症の方の約8割は以下のような通院をしていただいております。
週に1~2回ほどの通院が目安です。この期間でまずは機能低下あるいは過敏になった脳・神経系のバランスを整えていきます。鍼灸・BASE療法・機能神経学的アプローチを用いて、自律神経を整え根本的に体を変えていくための基礎を作ります。
週1回程度の通院に間隔を空けていき、痛みや不調が残っている箇所の改善を目指していきます。
また、この時期は体調が一定ではなく、一進一退を繰り返すことがよくあります。そういった体の状態をしっかりと見極め、あなたにとって最善の施術を行います。
2週に1回程度の通院に間隔を空けていきます。身体の不調も楽になり、状態が安定してきたとしても、ちょっとしたきっかけで再び不調になってしまうことがあるのが自律神経失調症の大きな特徴です。
ここで脳・神経系を安定化させていくために、体質そのものを変えていくことを目指した治療を行っていきます。
自律神経失調症では下記のような様々な症状が現われます。同時に複数の症状が現われたり、経過によって症状が変わったりすることがあります。
頭:頭痛・重い・ふわふわ感
耳:めまい・耳鳴り・耳の閉塞感
目:ドライアイ・視力の不安定・眼圧上昇
口:ドライマウス・ねばつき
のど:のどの詰まり・のどの圧迫感・イガイガ
循環器:動悸・冷え症・胸の圧迫感・胸のざわざわ感
呼吸器:息苦しさ・息の詰まり感
消化器:胃もたれ・胸やけ・吐き気・便秘・下痢・食欲不振
生殖器:生理不順・精力減退・不妊
精神:不安感・イライラ・やる気が出ない
全身症状:倦怠感・疲労感・不眠
精神:不安感・焦燥感・集中力がない・イライラ・理解力の低下
その他:首こり・肩こり・腰痛・手足のしびれ・食欲不振・多汗
当院で使用している針は、髪の毛よりも細い0.2mm以下のものを使用しておりますので痛みはほとんどありません。また1本ずつ滅菌パックされた使い捨ての針を使用しておりますので衛生面もご安心ください。
どうしても針が苦手な方には針を使わない施術もありますので、お気軽にご相談ください。
当院の施術は病院と併用して頂いて問題ありません。
自律神経失調症の改善には時間がかかります。薬をやめたい等は担当医師とよく相談して下さい。また他の整体院や鍼灸院等との併用はおすすめいたしません。刺激過多になってしまう場合がありますので症状悪化の原因になる場合がありますのでご注意下さい。
神経には「体性神経」と「自律神経」の2種類があります。
「体性神経」は自分の意志で動かせる神経です。例えば腕を挙げたり、膝を曲げ伸ばしする時は、この体性神経が働いています。
もう一つの「自律神経」はというと、自分の意思ではコントロールすることはできません。
内臓の働きや、血圧、汗、体温調節、消化など、自分の意思に関係なく勝手に自律神経によってうまくコントロールされています。
また自律神経には、「交感神経」と「副交感神経」があり、互いに拮抗する形で働いています。この交感神経と副交感神経の拮抗バランスが崩れた状態が、自律神経失調症です。
自動車でいうと「交感神経をアクセル」「副交感神経をブレーキ」に例えることができます。
車を進めないといけない時にブレーキが掛かったり、止まらないといけない時にアクセルを踏んでしまったり、はたまたブレーキを踏みながらアクセルを踏んだりと、
状況に応じて「交感神経」と「副交感神経」の切り替わりがうまく出来なくなってしまっている状態が自律神経が失調している状態です。
どのような病気でも長期間経過して重症化しているものを元に戻すのはとても困難です。
自律神経失調症も放っておくと、症状が悪化したり、症状が増えたりする場合がとても多いです。
自律神経の交感神経は、大脳皮質から抑制的な作用を受けているので大脳の機能的状態が深く関係しています。
自律神経失調症を放置してもなかなか改善しない理由はここにあります。だからこそ、早めに脳・神経系を整える施術を受けて、しっかり根本から改善させていくことが自律神経失調症には有効です。
参考文献:標準生理学(医学書院)・カンデル神経科学(MEDSi)・鍼灸臨床マニュアル(医歯薬出版)・臨床鍼灸シリーズ(源草社)
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