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自律神経失調症

公開日:2022.01.06
更新日:2025.04.19

記載内容は院長 島井浩次が執筆・監修しています。

「毎朝、体がだるくて起きられない」
そんなあなたへ


慢性疲労・頭痛・倦怠感・不眠…
自律神経の乱れを整えて


本来の健康と笑顔を取り戻しませんか?
 

こんな症状でお困りではないですか?

  • 朝起きても疲れが全く取れず、布団から出られない
  • 頭痛が頻繁にあり、薬が手放せない
     
  • めまいや耳鳴りがして仕事や家事に集中できない
  • 夜眠れず、翌日のパフォーマンスがガタ落ちする
     
  • 病院では「異常なし」と言われてどうしていいか分からない
  • 気力が湧かず、常にイライラ・不安を感じている

 

なかなか人から理解されにくい
自律神経失調症。
鍼灸で改善を目指せます。

なんとなく体がだるい、寝つきが悪い、めまいや動悸がする…。

病院で検査を受けても「異常なし」と言われるのに、体調がすぐれない。

そんなとき、医師から「自律神経失調症」と言われることがあります。

 

そもそも自律神経ってなに?

自律神経とは、私たちの体の中で呼吸や心拍、消化、血圧などを自動で調整してくれている神経です。

これは「交感神経(活動モード)」と「副交感神経(リラックスモード)」の2つで成り立っており、ふだんはバランスよく切り替わっています。

しかし、ストレスや不規則な生活、睡眠不足などが続くと、このバランスが崩れ、体にさまざまな不調が現れます。

こういった状態を総称して「自律神経失調症」といいます。

 

鍼灸で自律神経を整える

鍼灸では、体にある「ツボ」をやさしく刺激することで、神経や血流の流れを整えていきます。

とくに副交感神経を活性化する作用があるため、緊張状態が続いている体にリラックスを促し、自律神経のバランスを整えるのに効果的です。

例えば、お灸で温めることで体がぽかぽかと温まり、血の巡りが良くなります。

これにより、内臓の働きもサポートされ、眠りやすくなったり、気持ちが落ち着いたりします。

薬に頼らず、体の内側から自然に整えるのが鍼灸の特徴です。

 

機能神経学で自律神経を整える

機能神経学とは、脳や神経の働きに注目して、不調の原因となる「神経のアンバランス」を見つけ、調整する方法です。

例えば、自律神経は脳の特定の部位(視床下部や脳幹など)と深く関係しています。

機能神経学では、眼球の動きやバランス感覚、体の反応などを通して、どの神経に問題があるかを探し、軽い運動や感覚刺激を使って脳を正しい働きに戻していきます。

薬では届かない「神経の誤作動」にアプローチできるのが大きな特徴です。

 

鍼灸と機能神経学の
組み合わせでさらに効果的に

鍼灸で体のリラックス状態を作り、機能神経学で脳と神経の働きを整える。

この2つを組み合わせることで、自律神経のバランスがより自然な形で回復しやすくなります。

「何をしてもよくならない」と感じている方でも、体と脳の両面からのアプローチによって、少しずつ本来の調子を取り戻すことができます。


 


 

どれくらい通えばよくなりますか?

自律神経の乱れを整えるには、「脳と神経の働き」を少しずつ元に戻していく必要があります。

そのため、ほとんどの場合で数か月間の通院が必要になります。

施術では、まずは脳や神経にとって“ちょうどいい優しい刺激”を送っていきます。

これは、体に負担をかけず、しかも効果的に回復力を引き出せる方法です。

一方で、強すぎる刺激を与えてしまうと、その場では体が大きく反応して変化したように感じるかもしれませんが、実は神経が敏感になっている方ほど、あとでリバウンド(反動)が出てしまうことがあります。

そのため当院では、焦らず、でも確実に体が変わっていくステップを大切にしています。

 



◆通院ペースは人によって変わります

通院の回数やペースは、年齢・性別・生活習慣・不調の強さや期間などによって変わってきます。

ただ、目安としては、自律神経の不調でご来院される方の約8割が以下のような流れで通院されています。

 

ステップ1:まずは「乱れた神経のバランスを整える」

期間:初回~5回目
通院の目安:週に1~2回

この時期は、長年の疲れやストレスなどで乱れてしまった脳や自律神経の働きを整えることが目的です。

鍼灸と機能神経学的アプローチを組み合わせることで、体が本来持っている「回復スイッチ」を押していきます。

土台が整ってくると、「なんとなく楽かも」「夜が眠れるようになった」など、小さな変化を感じる方も多いです。


 

ステップ2:「体の反応を見ながら整えていく

期間:6回目~10回目
通院の目安:週1回ほど

体が変化し始めると、「良くなってきた!」と感じる日もあれば、また少し調子を崩す日もある…そんな一進一退の時期です。

この時期は、その日の状態に合わせてオーダーメイドで施術していきます。

症状が出やすい場所、疲れがたまりやすい部分を見極めながら、無理のないペースでしっかり改善を目指します。


 

ステップ3:「再発しない体をつくる」

期間:11回目~15回目
通院の目安:2週に1回ほど

この頃には、体調も安定して「だいぶラクになった」と感じる方が多くなります。

でもここで気を抜いてしまうと、ちょっとしたきっかけで不調がぶり返してしまうのも、自律神経の乱れの特徴です。

この期間では、再発しにくい体質をつくることを目指して、脳・神経系の働きをより安定させる施術を行っていきます。

「良くなった状態が当たり前になる」ように、じっくり整えていく仕上げの時期です。

 


 

全体を通して、あなたの体の声に耳を傾けながら、その時々に合った最善の施術を提供していきます。
ご不安なことはいつでもご相談ください。


 

自律神経失調症Q&A

自律神経失調症の症状はどんなものがありますか?

自律神経が乱れると、体のあちこちにさまざまな不調が現れます。


しかも、症状が日によって変わったり、いくつも同時に出てくることも珍しくありません。

以下のような症状がある方は、自律神経の乱れが関係しているかもしれません。


 

【頭・耳・目の症状】

  • 頭が重い、ふわふわする、頭痛が続く
  • めまいがする、耳鳴りが気になる、耳が詰まった感じがする
  • 目が乾く、視界が不安定、眼の奥が重い
  •  

 

【口・のどの違和感】

  • 口の中が乾く、ねばつく
  • のどが詰まる感じ、圧迫感やイガイガする感じ
     

 

【心臓・血流・呼吸の症状】

  • 動悸がする、胸がドキドキする
  • 手足が冷える、のぼせやすい
  • 胸のざわざわ感、圧迫感
  • 息苦しい、息がうまく吸えない
     


【お腹・消化の不調】

  • 胃もたれ、胸やけ、食欲が出ない
  • 吐き気、便秘や下痢を繰り返す
     


【生理・ホルモンバランスの乱れ】

  • 生理不順、月経前の不調(PMS)
  • 性欲の低下、不妊に関する悩み
     


【こころ・感情の不調】

  • 不安感、イライラ、焦りやすい
  • やる気が出ない、何もしたくない
  • 集中できない、物忘れが増えた、理解力の低下
     


【全身に出る不調】

  • なんとなく疲れがとれない、だるい
  • 夜眠れない、寝てもスッキリしない
  • 肩こり、首こり、腰痛
  • 手足のしびれ、多汗、体の冷え
     


「病院では異常がないと言われたのに、なんとなく体調が悪い…」
そんなお悩みも、自律神経の乱れが原因となっていることがあります。

 

不調の出方は人それぞれですので、気になる症状がある方はお気軽にご相談ください。
 

 

鍼は痛くありませんか? 衛生面は大丈夫ですか?

ご安心ください。
当院で使用している鍼は、髪の毛よりも細い0.2mm以下のものです。

多くの方が「思ったより痛くなかった」「チクッとする程度でした」とおっしゃいます。

また、すべての鍼は1本ずつ滅菌された使い捨て(ディスポーザブル)を使用していますので、衛生面についても安心して施術を受けていただけます。

それでも「どうしても鍼が怖い」「以前、苦手な経験があって…」という方には、鍼を使わない施術方法もご用意しております。

不安なことやご希望がありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

 

病院と一緒に通っても大丈夫ですか?

はい、当院の施術は病院での治療と併用していただいて問題ありません

実際に、病院に通いながら施術を受けている方も多くいらっしゃいます。

自律神経の乱れは、回復にある程度の時間がかかることも多いため、病院でのお薬と当院の施術を上手に併用しながら進めていくことができます。

ただし、「お薬をやめたい」「減らしたい」と思われている場合は、必ず担当の医師にご相談ください。

ご自身の判断で薬を中断することは避けましょう。

また、他の整体院や鍼灸院との併用はおすすめしておりません。

体に対する刺激が多くなりすぎると、逆に神経が混乱し、症状が悪化してしまう恐れがあります。

「どこに通えばいいのか迷っている」
「併用しても大丈夫か不安」など、

ご不明な点がありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。


 

自律神経失調症ってどんな状態?

私たちの体には、「神経」が全身に張りめぐらされています。
この神経には大きく分けて2つのタイプがあります。
 



① 自分で動かせる「体性神経」

たとえば、手を動かしたり、足を曲げたりする時に働く神経です。
自分の意志でコントロールできる神経なので、わかりやすいですね。
 



② 自分では動かせない「自律神経」

一方で、自分では意識しなくても働いてくれている神経があります。
それが「自律神経」です。

この神経は、私たちが寝ている間も、休まずに呼吸・心臓の鼓動・体温調整・内臓の働き・汗の量・血圧などを調整しています。

つまり、生命維持に欠かせない“自動運転システム”のような存在です。
 



◆自律神経には「アクセル」と「ブレーキ」がある?

自律神経は、さらに2つに分かれます:

  • 交感神経(こうかんしんけい):体を活動モードにする「アクセル」
  • 副交感神経(ふくこうかんしんけい):体を休ませる「ブレーキ」

健康な状態では、このアクセルとブレーキがうまく切り替わりながら働いています。

たとえば、日中は交感神経が働いて活動的になり、夜になると副交感神経が働いてリラックスし、眠くなります。
 



◆このバランスが崩れるとどうなる?

自律神経失調症とは、アクセルとブレーキのバランスが崩れてしまった状態です。

たとえば:

  • 動かなくていいのに、アクセル全開でドキドキ・イライラ(交感神経が過剰)
  • 活動しなきゃいけないのに、ブレーキがかかってぼんやり・だるい(副交感神経が強すぎ)
  • どっちも暴走して、心も体も混乱している(切り替えができていない)
     

このように、状況に応じた“自律神経の切り替え”がうまくできなくなると、さまざまな不調が出てきます。

それが「自律神経失調症」と呼ばれる状態です。
 



「最近、なんとなく調子が悪い」「病院で異常はないと言われたけどつらい」

そんなときは、自律神経のバランスが崩れているサインかもしれません。

丁寧に体の状態をみながら、自律神経のバランスを整えていくことで、少しずつ元気を取り戻していくことができます。



 

早めのケアが、回復への近道です

不調を「まだ大丈夫」と我慢してしまうと、回復までに時間がかかってしまいます。

自律神経の乱れは、早めにケアを始めることで改善もしやすくなります

「これって年齢のせいかな?」

「気のせいかも…」

と感じているうちが、実は体からのSOSかもしれません。


気になる症状がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。

一緒に、根本から整えていきましょう。

 


 

 

【出典・参考文献】

  1. Benarroch, E. E. (1993). The central autonomic network: functional organization, dysfunction, and perspective. Mayo Clinic Proceedings, 68(10), 988–1001. https://doi.org/10.1016/S0025-6196(12)62272-1

  2. Thayer, J. F., & Lane, R. D. (2000). A model of neurovisceral integration in emotion regulation and dysregulation. Journal of Affective Disorders, 61(3), 201–216. https://doi.org/10.1016/S0165-0327(00)00338-4

  3. Tracey, K. J. (2002). The inflammatory reflex. Nature, 420(6917), 853–859. https://doi.org/10.1038/nature01321

  4. Litscher, G. (2012). Ten years evidence-based high-tech acupuncture—A short review of centrally measured effects. Evidence-Based Complementary and Alternative Medicine, 2012. https://doi.org/10.1155/2012/697096

  5. Napadow, V., Dhond, R., Conti, G., Makris, N., Brown, E. N., & Barbieri, R. (2008). Brain correlates of autonomic modulation: combining heart rate variability with fMRI. NeuroImage, 42(1), 169–177. https://doi.org/10.1016/j.neuroimage.2008.04.238

  6. Furlan, R., Colombo, S., Perego, F., Girolami, F., Crivellaro, W., Magrì, D., ... & Malliani, A. (2000). Power spectral analysis of heart rate variability in chronic fatigue syndrome. Journal of the Autonomic Nervous System, 87(1), 102–106.

  7. Takakura, N., & Yajima, H. (2009). Acupuncture and the autonomic nervous system: A systematic review. Autonomic Neuroscience: Basic and Clinical, 149(1–2), 20–28. https://doi.org/10.1016/j.autneu.2009.02.005

  8. Carrick, F. R. (2007). Changes in brain function after manipulation of the cervical spine. Journal of Manipulative and Physiological Therapeutics, 30(8), 539–545. https://doi.org/10.1016/j.jmpt.2007.07.007


 

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