〜「夜が怖い…」から「朝が楽しみ」に変わるまで〜
はじめに:産後の夜が、恐怖だった
こんにちは。はる鍼灸整骨院 院長の島井浩次です。
当院では、鍼灸と機能神経学を組み合わせた施術を通して、原因がはっきりしない体の不調や、慢性的な症状に悩む方々のサポートをしています。
特に、産後のママたちに多い「眠れない」「頭が痛い」「疲れが抜けない」といった、“わかってもらいにくいつらさ”に向き合うことを大切にしています。
今回ご紹介するのは、出産後に強い不眠と頭痛に悩まされていた女性・Aさんの回復ストーリーです。
「夜がくるのが怖いんです…」
初めてお会いしたとき、Aさんのこの言葉がとても印象的でした。
出産から数ヶ月。赤ちゃんは日に日に成長していく一方で、自分の体はどんどん疲弊していく。眠りたいのに眠れない。やっと寝たと思ったら、頭が締めつけられるような痛みで目が覚める——そんな日々が続いていました。
「私、壊れていくのかな…」
そんな不安が、心と体の奥底に静かに、でも確実に積もっていっていたのです。
本記事では、鍼治療と機能神経学のアプローチを用いて、Aさんがどのように不眠と頭痛から回復していったかを、ひとつのストーリーとしてお伝えします。
もし、あなたやあなたの周りにも同じような悩みを抱えている方がいれば、少しでも光を感じていただけたら嬉しいです。