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不妊鍼灸

公開日:2022.01.06
更新日:2026.10.28
記載内容は院長 島井浩次が執筆・監修しています。

 

妊活を頑張っているあなたへ。


心と身体のつらさも、大切にしてほしい。
 

不妊治療中の不安や疲労、身体の不調に。

もう一つの支えとしての鍼灸。



 

「今度こそ、と思っていたのに」

「検査では大きな異常がないと言われた」

「仕事と不妊治療の両立がつらい」

「何かできることはないかと、ずっと探している」

妊娠を望む気持ちが強いほど、結果が出ない時間は長く感じられるものです。

病院での検査や治療、毎月の期待と落胆。

周囲にはなかなか話せない気持ちを抱えながら、日々を過ごしている方もいらっしゃると思います。

はる鍼灸整骨院では、妊娠という結果だけに目を向けるのではなく、今のあなたの身体と心の状態にも目を向けたいと考えています。

鍼灸がすべてを解決できるわけではありません。

それでも、肩こりや頭痛、睡眠の問題、身体の緊張など、今感じているつらさに対して、一緒に考えられることがあります。

 

このようなお悩みはありませんか?

  • タイミング法や人工授精を続けているが、なかなか妊娠に至らない

  • 体外受精や顕微授精を受けている

  • 検査では原因がはっきりしないと言われた

  • 不妊治療を続けるなかで、疲労感が強くなっている

  • 首こり、肩こり、腰痛、頭痛なども気になっている

  • 寝つきが悪い、夜中に何度も目が覚める

  • 治療の結果が気になり、不安な気持ちになる

  • 病院での治療は続けながら、身体のケアも取り入れたい

当院では、現在受けている不妊治療の内容を伺いながら、身体の状態に合わせた施術をご提案します。

不妊の原因は、一人ひとり異なります

妊娠が成立するまでには、排卵、受精、胚の発育、着床など、複数の過程があります。

不妊の原因には、排卵障害、卵管の問題、子宮内膜症、精子の状態、年齢に伴う生殖機能の変化などがあります。

また、検査を行っても明確な原因が見つからない「原因不明不妊」の場合もあります。

原因不明ということは、身体のどこかに必ず自律神経の異常があるという意味ではありません。

不妊には男女双方の要因が関係するため、必要に応じてパートナーも含めて医療機関で評価することが大切です。

当院では、不妊の原因を鍼灸によって診断したり、病院での生殖医療に代わる治療を行ったりすることはありません。

医学的な評価と治療を大切にしながら、鍼灸で対応できる身体の不調に向き合います。

妊活中の身体には、さまざまな負担が重なることがあります

 

不妊治療中は、通院の予定や仕事との調整、治療費、結果への不安など、生活に多くの変化が生じます。

そうした状況が続くと、睡眠が浅くなったり、首や肩の緊張が強くなったり、疲れが抜けにくくなったりすることもあります。

また、不妊治療に用いられる薬剤によって、頭痛や腹部の張り、気分の変化などが生じる場合もあります。

ここで大切なのは、ストレスがあるから妊娠できない、ということではないという点です。

妊娠に至らないことをご自身の生活や気持ちの持ち方のせいにする必要はありません。

当院では、妊娠への影響を決めつけるのではなく、今の生活を少しでも過ごしやすくするために、身体の不調を丁寧に確認していきます。

はる鍼灸整骨院の不妊鍼灸

 

1. まずは、お話を聞くことから始めます

当院が最初に大切にしているのは、これまでの経過を丁寧に伺うことです。

どのような治療を受けてこられたのか。

今、何に困っているのか。

身体にどんな変化が起こっているのか。

そして、当院に何を期待されているのか。

妊活中の方が抱える悩みは、それぞれ異なります。

施術ありきで話を進めるのではなく、今の状態や希望を伺いながら、一緒に方針を考えていきます。

 

 

2. 筋肉・神経・身体の感覚機能を確認します

当院では、症状のある場所だけでなく、身体全体の状態を確認することを大切にしています。

必要に応じて、姿勢や動作、筋肉の緊張、バランス機能、眼球運動、身体の感覚などを評価します。

例えば、慢性的な頭痛や肩こりがある方では、首や肩の筋肉の状態、姿勢や動作による症状の変化を確認します。

また、めまいやふらつきなどを伴う場合には、その症状に応じた評価を行います。

これらは妊娠する能力や卵巣・子宮の状態を調べる検査ではありません。

身体に併存している問題を把握し、どのような施術が適切なのかを考えるための評価です。

 

 

3. 身体への負担を考えた、やさしい鍼灸

当院では、強い刺激を加えることよりも、身体の状態に合った刺激を選択することを重視しています。

手足や首・肩などへの鍼灸、必要に応じた徒手的な施術を組み合わせ、一人ひとりの反応を確認しながら進めます。

鍼刺激は、皮膚や筋肉に分布する感覚神経を介して、脊髄や脳の神経活動に影響を与えることが研究されています。

一方で、そうした神経生理学的な作用が、そのまま卵子の質や着床率、妊娠率の改善につながると証明されているわけではありません。

当院では、鍼灸による身体のケアと、生殖医療による妊娠への治療を区別して考えています。

 

 

4. 不妊治療の予定に合わせて施術を調整します

タイミング法、人工授精、体外受精、顕微授精など、治療の進め方は人によって異なります。

当院では、生理周期や採卵・胚移植の予定、使用している薬剤、身体の状態などを伺いながら、施術内容を検討します。

ただし、特定の時期に鍼灸を行えば卵子の質が向上する、着床しやすくなる、といった効果は確立されていません。

採卵前後や胚移植後などは、主治医からの指示を優先し、体調によっては施術を控えることもあります。

無理に施術回数を増やすことはせず、必要性と負担の両方を考えます。

鍼灸は不妊治療にどのような役割を持つのでしょうか?

 

不妊治療と鍼灸の関係については、国内外でさまざまな研究が行われています。

一部の研究では、鍼灸を併用した群で臨床妊娠率などが高かったと報告されています。

しかし、研究ごとに施術方法や対象者が異なり、研究の質にも課題があります。

2026年の研究統合でも、生児出生率を改善するかどうかについては明確な結論に至っていません。

そのため、当院では「鍼灸をすれば妊娠率が上がる」とはお伝えしていません。

鍼灸は、妊娠を保証するためのものではなく、妊活中の身体の不調や生活上の負担を考える際の補完的な選択肢です。

期待できることと、まだ分かっていないことを区別しながら、施術をご提案します。

妊活中の生活習慣や栄養についても考えます

 

身体の健康を維持するためには、食事、睡眠、運動などの生活習慣も大切です。

妊娠を計画している方では、特に葉酸の摂取が重要です。

妊娠前から妊娠初期にかけて、通常の食事に加えてサプリメントなどから葉酸400μg/日を摂取することが推奨されています。これは胎児の神経管閉鎖障害のリスク低減を目的としたものです。

一方で、特定の食品やサプリメントによって卵子の質を改善できる、不妊が解消する、といった説明には注意が必要です。

当院では、極端な食事制限や根拠の乏しい栄養療法を勧めるのではなく、必要に応じて医療機関での栄養評価も含め、無理なく健康を維持する方法を一緒に考えます。

妊娠することだけが、身体を大切にする理由ではありません

 

 

妊活をしていると、どうしても毎月の結果に気持ちが向きやすくなります。

しかし、妊娠を望んでいる今も、あなた自身の身体と生活は大切なものです。

痛みがあれば、その痛みに向き合う。

眠れない日が続いていれば、その理由を考える。

疲れが抜けないのであれば、身体にかかっている負担を見直す。

妊娠という結果にかかわらず、今の身体を大切にすることにも意味があります。

当院は、妊娠・出産という目標を大切にしながら、それまでの日々も少しでも穏やかに過ごしていただけるよう、できることを一緒に考えます。

不妊鍼灸について、よくあるご質問

 

Q. 病院で不妊治療を受けていますが、鍼灸を併用できますか?

はい。人工授精や体外受精などの治療を受けながら、身体のケアとして鍼灸を利用される方もいらっしゃいます。

現在の治療内容や使用している薬剤、採卵・胚移植の予定などを確認し、安全面に配慮して施術を行います。主治医から活動や施術について制限を受けている場合は、その指示を優先します。

 

Q. どのくらいの頻度で通えばよいですか?

身体の状態や施術の目的によって異なります。

症状の経過を確認するために週1回程度をご提案する場合もありますが、不妊に対する鍼灸の最適な施術頻度や期間は確立されていません。

毎回の体調や施術後の反応、通院の負担などを踏まえて相談します。

 

Q. 生理周期のどのタイミングで受けるのがよいですか?

基本的には生理周期だけで施術日を決める必要はありません。

月経中の体調や不妊治療のスケジュールを確認しながら、ご相談のうえで決めていきます。

「排卵前に受ければ卵子の質が良くなる」「胚移植後に受ければ着床率が高くなる」といった効果を保証するものではありません。

 

Q. 不妊の検査で異常がないと言われています。それでも相談できますか?

もちろんご相談いただけます。

ただし、原因不明不妊に対して鍼灸が妊娠率を改善するという確かな根拠は現時点で十分ではありません。

当院では、身体の痛みや睡眠の問題、慢性的な緊張など、施術によって対応できる可能性のある不調を確認します。

 

Q. 妊娠が分かった後も施術を受けられますか?

妊娠経過や身体の状態によっては、妊娠中の腰痛や身体の不調などについてご相談いただけます。

ただし、妊娠前と妊娠中では安全面の配慮が異なります。妊娠が分かった際には必ずお知らせください。

出血、強い腹痛などがある場合は、施術ではなく産婦人科での診察を優先していただきます。

院長から、妊活をされている方へ

私自身も、5年間の不妊治療を経験しました。

自然妊娠は可能と言われながらも、なかなか授からず、タイミング法から人工授精、体外受精、顕微授精、凍結融解胚移植まで、さまざまな治療を経験しました。

毎月、期待しては落ち込む。その繰り返しでした。

時間もお金もかかる。

周囲の何気ない言葉に傷つくこともある。

何が正しいのか分からなくなり、いろいろな情報を探し続けたこともありました。

私自身、鍼灸師として何かできることはないかと考え、国内外の研究やさまざまな施術法、栄養について学びました。

そして、5年目に子どもを授かることができました。

もちろん、それが鍼灸によるものだったのか、医学的な治療によるものだったのか、あるいは複数の要因が関係したのかは分かりません。

自分自身の経験だけで、鍼灸が不妊に有効だと断言することはできません。

ただ、この経験があったからこそ、妊活を続ける方が感じる不安や、結果が出ない時間のつらさについて、私なりに理解できる部分があると思っています。

不妊治療を続ける方のなかには、周囲には言えない気持ちを抱えている方もいらっしゃいます。

無理に前向きになろうとする必要はありません。

つらいときは、つらいままでいいと思います。

当院にお越しいただいた方には、まずお話を伺います。

そして、身体の状態を丁寧に確認し、鍼灸で対応できること、医療機関での治療を優先すべきことを整理しながら、一緒に考えていきたいと思っています。

妊娠という結果をお約束することはできません。でも、今のあなたの身体と気持ちに、誠実に向き合うことはできます。

一人で抱え込まず、ご相談ください。

はる鍼灸整骨院
院長 島井 浩次

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