痛みとシビレ



「痛み」と「シビレ」

実はこの2つは神経的には同じ現象です。


皮膚や身体の内部にある侵害受容器という

組織が傷ついた時などに反応するセンサーが

刺激されたり


痛みを伝える神経が強く反応をしている状態では

脳は「痛み」として感じます。


また、侵害受容器や痛みを伝える神経が弱く

反応した時は、脳は「シビレ」として感じます。


ちなみに「シビレ」よりもっと弱く反応すると

「かゆみ」として脳は感じます。


つまり、「痛み」「シビレ」「かゆみ」それぞれ

感じ方は違いますが、刺激に対して反応している

神経は同じです。


太い神経や血管は一緒に走行していることが多く

筋肉が収縮したり物理的な圧迫を受けたりすると


神経に酸素や栄養を送っている血管を圧迫します。

そうすると神経に送られる酸素は減ってしまい

神経細胞は酸欠状態になります。


酸欠状態になると神経は興奮して

過敏になってしまいます。


神経がそんな状態になってしまうと

ちょっとした刺激でも痛んだりシビレを

感じたりしてしまいます。


こういった状態でおこる症状のことを

「末梢神経絞扼障害」と呼ばれています。


もちろん痛みやシビレの原因は

「末梢神経絞扼障害」だけではなく


他にもアレルギー、薬物、栄養欠如、

末梢神経と中枢神経のバランスなど、


痛みやシビレが発現する原因は多く考えられます。


しかし、臨床現場では「痛み」「シビレ」の

原因として「末梢神経絞扼障害」であることが

多い印象です。


こういった絞扼障害の解放には筋肉などの

軟部組織に対してアプローチできる

鍼灸や徒手療法で対応可能です。



<参考文献>

標準生理学 医学書院

神経局在診断 文光堂

カンデル神経科学 MEDSi

慢性痛のサイエンス 医学書院


<ブログ筆者>

はる鍼灸整骨院 院長

鍼灸師・柔道整復師

島井浩次